(1)ふすまの内部構造と貼り方の違い

『ふすま』といっても、いくつかの種類があります。それは、ふすまの内部構造の違いです。
ふすまの芯の材料である下地にどのような材料が使われているかです。組子(障子のように木を組んだもの)やベニヤ板を使用したもの、発泡プラスチックやダンボール紙を使用しているものがあります。
下地の構造によって紙を貼る方法が違います。
下地が組子や板の場合は、紙の周りだけに糊を付け、中心部は糊をつけないで貼る『浮かし貼り』です。
下地が発泡プラスチックや段ボール紙の場合は、紙全体に糊を付けて貼る『ベタ貼り』です。
そのため下見をしたうえでお見積りをいたします。お見積りは無料で承り、正式なお申込みをいただくまではキャンセルも可能です。
また、どんなご質問でも構いません。【桑名しょうじ】が心を込めてお応えしますので、お気軽にお声がけください。
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ふすま・障子の張替えは、郡山にある
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(2)ふすまの張替方法

【桑名しょうじ】では、次の手順でふすまの張り替えを行っております。
1)下地がベニヤ板の場合の手順をご紹介します。
- ①ふすま全体を軽く掃き掃除し、引手を外します。
- ②古いふすま紙を剥(は)がすためにスポンジなどに水をつけて紙を濡らします。
- ③糊が緩んできたら、ふすま紙を剥がします。
- ④下地材の状況を確認し、補修が必要であればパテを塗ったり、サンドペーパーで下地を整えます。
- ⑤下紙を貼ります。
- ⑥ふすま紙をカットします。
- ⑦ふすま紙に糊をつけます。周りは濃い糊、中心部は薄い糊を全面につけます。
- ⑧ふすまを立てかけて、糊のついたふすま紙を貼ります。
- ⑨中心部に空気が残らないようにハケで撫でるように丁寧に貼り付けます。
- ⑩余分な紙をカッターで切り落とします。
- ⑪框に付いた糊を拭き取ります。
- ⑫壁に立てかけて糊をゆっくり乾かします。
- ⑬糊が乾いたら引き手を取り付けて完成です。
2)組子ふすまの場合の注意点
下地が木を組んだ組子の場合は、周りの木(框:かまち)を外してから作業いたします。
この組子ふすまは、両面の紙を同時に張り替える必要があります。(糊のつけ方や貼り方は、上記1)の下地がベニヤ板の場合と同じです。)
下地がベニヤ板の場合は片面だけでも問題ないのですが、この組子ふすまは、片面だけ張り替えると糊が乾燥する時に反りが生じます。反りによってふすま全体が歪んでしまい、貼り終えて元の状態に戻すとふすま同士がぶつかって開け閉めが出来なくなることがあります。
(ご自分で糊を使って張り替えをする場合は、ご注意ください。アイロン方式は紙の収縮が生じないため問題ありません。)
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(3)小さな破れ・大きな破れ
小さな破れは補修ができます。下地の紙まで大きく破れた場合でも張り替えできれいになります。
1)小さな破れの補修

ふすまの小さな破れは、早めに補修しましょう。
破れたふすま紙を伸ばし、破れよりも少し大きめに霧吹きで霧を噴きつけ、ふすま紙を湿らせます。
次に、破れたふすま紙の裏側にノリをつけて貼ります。
小さな補修であれば文房具用のノリで貼ることができます。
穴があいている場合は、はがき程度の少し厚手の紙を穴の大きさより少し大きめに切り、これをふすま紙の裏側に差し込んでからふすま紙の裏面にノリをつけて、貼ります。
差し込む紙が落ちてしまう場合は、差し込む紙の一部に糊を付け、指で少しずらしながらふすま紙の隙間に押し込んで貼り付けます。次に、破れたふすま紙を伸ばし、破れたふすま紙の裏に糊を付けて貼ります。
また、破れたふすま紙の上に補修シールを貼る方法もあります。
ふすまが破れた時は、破れが小さいうちに補修しましょう。
2)大きな破れ

写真のように下地の紙が大きく破れている場合でも、ふすまを買い替える必要はありません。下地の紙から張り替えることできれいになります。
組子ふすまの場合、下地の紙・下紙・ふすま紙の順に貼ってあります。
下地の紙を張り替えるために少し費用はかかりますが、きれいに張り替えできますのでご安心ください。
郡山の【桑名しょうじ】は、ふすま・障子の張り替え専門業者です。
大きな破れも、きれいに張り替えることができます。
見積もりは無料ですので、お気軽にお声がけ下さい。
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